【Vtube Studio】初期設定マニュアル【Vtuberさん向け】

Vtube Studio 初期設定方法

Vtube StudioにおけるLive2Dを用いたVtuberモデルの導入方法(Vtube Studioの導入~動かせるようになるまで)を解説します。
(※この解説は日夏なつおが納品したモデルを前提としており、Vtube Studio公式とは関係ありません)

なお、かなり長いため目次で読みたいところを選ぶことをオススメします!

Vtube Studioのインストール

PCの場合

Steamクライアントをインストールする

2021年8月現在、PC版のVtube StudioはSteamにて配信されています。
SteamはPCゲームの配信ポータルサイトです(App StoreやGoogle Playのような感じ)
まずはSteamのクライアントをダウンロードしましょう!

Steam

上記にアクセスし、右上端の『Steamをインストール』をクリックします。

Windowsの場合はそのまま青いボタンを、Macの場合は下の小さなアップルマークをクリックしてインストールします。

以下Windows版を前提に解説します。
Mac版の解説をされているサイトはこちら:https://kulupopo.hatenablog.jp/entry/2018/06/06/230000

『SteamSetup.exe』がダウンロードできたら、実行します。
(※アカウント制御が出るかもしれませんが許可してOKです)

以下画面の指示通りに進めていきます。

言語を選択します(日本語で問題ないかと思います)

プログラムの保存先を選んでインストールします(これも基本的にこのままで問題ないです)

インストール完了したら『Steamを実行』にチェックを入れたまま、完了します。

Steamが立ち上がったら新しくアカウントを作成します。

メールアドレスを入力し、ReCAPTCHAと13歳以上のチェックを入れ続行します。

入力したメールアドレスにメールが届くので、『メールアドレスを確認』をクリック

確認できたらクライアントに戻ってアカウントを作成します。

あとはログインすればクライアントのインストールは完了です!

Vtube Studioをインストールする

次にVtube Studioをインストールしましょう。
以下のページにアクセスします。

Vtube Studio(Steam配信ページ)

ページ中段の『Vtube Studioを使用』の欄の『無料』をクリックします。

Steamをインストール済みか問われるので『はい』の方をクリックします。

Steamのクライアントが立ち上がるので規約に同意してVtube Studioをインストールします。

インストール完了したら起動をクリックします。

Vtube Studioが起動したらインストール完了です!

スマホの場合

一般的なアプリと同様にインストールできます。
以下からインストールしましょう。

VTube Studio
VTube Studio
posted withアプリーチ

Vtube StudioにLive2Dモデルを導入する

PCの場合

Vtube Studioの左側メニュー・一番上の人型アイコンをクリックします。
(メニューが出ていないときはダブルクリックで出てきます)

自分のモデルをインポートボタンをクリックします。

『フォルダを開く』をクリックします。

開いたフォルダに、Live2Dモデル一式が入っているフォルダを丸ごとドラッグドロップで突っ込みます。
(私が納品したモデルの場合はzipファイルを解凍した中に入っているモデル名のフォルダをそのまま入れていただければと思います!)

もう一度人型アイコンをクリックします。

新しくモデルが増えました!(アイコンは後ほど設定します)
こちらをクリックします。

VTSパラメータ(Vtube Studio向けのLive2Dモデルパラメータ設定)のオートセットアップを使うかどうかを問われます。
とりあえず任せてしまいましょう。上を選びます。

次の画面もOKで大丈夫です。
これでモデルの導入は完了しました!

スマホの場合

Vtube Studioの左側メニュー・人型アイコンをタップします。
(メニューが出ていないときはダブルタップで出てきます)

自分のモデルをインポートボタンをクリックします。

画面の指示に従ってインストールします。
(今後もう少し詳しく説明します……!)

Vtube StudioでLive2Dモデルのアイコンを設定する

Vtube Studioの左側メニュー・歯車アイコンを選択します。
(メニューが出ていないときはダブルクリックで出てきます)

人に歯車がついているアイコンをクリックします。

『No Icon』となっているところをクリックします。

入れたいアイコンのファイル名をクリックして、OKします。
(私が納品するモデルでは『icon.jpg』となっています)

設定完了です!

Vtube Studioのカメラの校正をする

ウェブカメラを使う場合

Vtube Studioの左側メニュー・歯車アイコンを選択します。
(メニューが出ていないときはダブルクリックで出てきます)

カメラのアイコンをクリックします。

使いたいウェブカメラを選択し、カメラをONにします。

配信するときの正面となる場所を向きながら普通の顔をします(ここ重要)
準備ができたらフェイストラッキング画面の下にある『カリブレーション』をクリックします。
(ここまでに注意ポップアップがいくつか出てくると思いますがOKにしていただいて大丈夫です)

カメラの校正が完了しました!

iPhoneを使う場合

カメラとしてiPhoneX以上のiPhoneを使う場合は以下のように設定します。
(ここではUSB接続で繋いだ場合を説明します / USB接続を使うためにはPRO版が必要なため注意!)

iPhone版のVtube Studioをインストールしておきます。
(Vtube Studioをインストールする・スマホの場合を参考)
続いて、iPhoneとPCをUSBで繋いでおきましょう。

iPhoneの方のVtube Studioの左側メニュー・歯車アイコンをタップします。
(メニューが出ていないときはダブルタップで出てきます)

設定画面中段のUSB接続開始をオンにします。
(注意ポップアップはOKにしちゃって大丈夫です)

次にPCのVtube Studioの左側メニュー・歯車アイコンを選択します。
(メニューが出ていないときはダブルクリックで出てきます)

歯車アイコンをクリックします。

設定画面中段のUSB接続開始をオンにします。

配信するときの正面となる場所を向きながら普通の顔をします(ここ重要)
準備ができたらiPhoneの方のVtube Studioに戻り、水色の小さいターゲットマークをタップします。

カメラの校正が完了しました!

Vtube Studioでのモデルの動き具合を調整する(パラメータ調整)

モデルを入れた直後の状態だと、以下のような不具合が起きる場合があります。

  • 常時半目になってしまう
  • 口がきちんと開かない

これらは以下のようにパラメータを調整することで解決するため、ひとつひとつチェックしてみてください。

Vtube Studioの左側メニュー・歯車アイコンを選択します。
(メニューが出ていないときはダブルクリックで出てきます)

人に歯車がついているアイコンをクリックします。

次に、画面中段気になるパラメータのところまでスクロールします。
各パラメータに以下の動きが対応しています。

Face Left/Right Rotation:顔の左右(※私のモデルでは体の動きも追従します)
Face Up/Down Rotation:顔の上下 (※私のモデルでは体の動きも追従します)
Face Lean Rotation:顔の傾き
Eye Open Left:左目の開閉
Eye Smile Left:左目の笑顔
Eye Open Right:右目の開閉
Eye Smile Right:右目の笑顔
Eye X:目の左右
Eye Y:目の上下
Brow Height Left:左眉の上下(※変形と連動します)
Brow Height Right:右眉の上下(※変形と連動します)
Brow Form Left:左眉の変形(※上下と連動します)
Brow Form Right:右眉の変形(※上下と連動します)
Mouth Smile:口角の動き
Mouth Open:口の開閉
Auto Breath:呼吸の動き
Face Angry:><目の自動切り替え
Cheek Puff:頬ぷく切り替え

(※私のモデルで使用していないパラメータは省いています)

ここでは目の開閉を例に説明します。

配信中にするであろう普通の顔をして画面以下の部分の値を観察します。
ここがカメラから入力されている数値になり、今の場合だとINの最大値の半分程度しか入力されていないことがわかります。
つまり通常時には半分しか目が開かないよう入力しているというわけで、そりゃ常時半目になるわけですね……。

目を常時開かせてあげるためには最大値を下げてあげましょう。

目がぱっちり開くようになりました!

口なども同様に調整してみてください。
このあたりはユーザーさんによって大幅に変わってくるところですので、動いては調整し、動いては調整し……と試行錯誤してみてください。

Vtube Studioに表情のキーバインドを設定する

Live2Dモデルに表情差分がある場合は以下の手順でキーバインドを設定します。

Vtube Studioの左側メニュー・歯車アイコンを選択します。
(メニューが出ていないときはダブルクリックで出てきます)

カチンコのアイコンをクリックします。

『キーバインドを使う』をオンにし、下の『+』をクリックします。

新しく出てきた画面の『アクションタイプ』をクリックします。
最初は『すべての表情を消す』を設定しましょう。

次にキーを設定します。
『REC』ボタンをクリックしてから、登録したいキーを押します。
オススメは右Shiftキーと数字の組み合わせです。
ゲームなどの他のショートカットキーと重複して誤反応するのを防げます。

これで 『すべての表情を消す』 のキーは設定完了です!

続いて表情を設定していきます。
『すべての表情を消す』と同様に『+』ボタンで新しいキーバインドを作り、アクションタイプをクリック、『表情を切り替える』を選択します。

次に『表情』のボタンをクリックします。

出てきた表情一覧から登録したいものをクリックします。
(私のモデルには表情リストに英語名との対照表を付けています。参照しながら設定してください)

続いて、 『すべての表情を消す』 と同様にキーを設定します。

設定が終わると『数秒間のフェード』が入力できるようになります。
表情が出たり消えたりする間隔を調整できる箇所です。
こちらも任意の数字を入れていきます。
(私のモデルには推奨の数字を付記していますので、そのまま入れていただければ問題ないかと思います!)

Vtube Studio 設定完了

設定完了です!お疲れ様でした!
パラメータ調整あたりは特に試行錯誤なのでたいへんかと思いますが、自分の思い通りに動くモデルには愛着が湧きますよ!

最後に、ご依頼いただいた方でご不明点ある方は、お気軽にご依頼媒体からご連絡いただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!

Twitter(@he72oh)
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